2017年05月12日 /
日本の文化を象微するものとして
和歌や小説、歌舞伎にまで藍は登場しています。
日本人の生活の一部であった藍は、
さまざまなかたちで文学のなかに取り入れられています。
藍は「愛」や「会う」の掛詞として、和歌に使われています。
かつて藍の本場でもあった播州飾磨地方では、和歌に藍が度々登場していたのだとか。
染めるほどに濃くなる藍の色は、深まる愛になぞられていたのですね。
「いとせめて恋しき時ははりまなるしかまにそむるかちよりぞくる」
(金葉和歌集)
「播磨なるしかまに染むるあなかちに人を恋しとおもうころかな」
(詞花和歌集)
「はりまなるしかまの里にほすあいのいつかおもいの色に出づべき」
(夫木和歌集)
他にも調べてみるとたくさんの和歌に含まれていました。
みなさんも是非調べてみて下さい。